ゴールドロジャーの裏庭倉庫

俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる・・・。

旧耐震の築古マンションに住もうという話

住宅の購入といえばほとんどの方にとって人生最大の支出となるでしょう。

一般的には長期間のローンを背負って人生の自由を大幅に制限されることになります。

住宅ローンの支払いのため今の勤め先にしがみつく姿勢は

先行きの見えない現代において大きなリスクになるでしょう。

 

また仕事のストレスに耐えられなくなったとき、心は壊れてしまします

借金がない(少ない)という状況は、いざというとき逃げ出すという選択肢のハードルを大きく下げてくれでしょう。

金利で融資を受けやすい昨今ですが住宅ローンで巨大な借金は背負えば脆弱性の大きい人生を送らざるを得ないと思います。

(参考:21年1月現在10年固定0.6%)

 

結婚し、子供が生まれ住宅購入の必要に迫られたとき、

私は膨大な自由と引き換えにいったい何を手に入れようとしているのか考えてみました。

新築戸建てに心が動いたこともありましたが、

冷静になれば私が住宅に求めているものに「新築・築浅」はありませんでした。

むしろどんなに古くてもリフォームすれば内側からは新築同様に見えます。

外見は当然劣ってきますがこれを家を外で見ている時間は家の内側で過ごす時間に比べたら圧倒的に少なく、洗練させても他人に見栄を張ることくらいしかできません。

 

築年数を条件から外すだけで新築なら何千万円もする駅近くの3LDKのマンションが、数百万円で手に入るのです。リフォームしたとしても1千万円程度で、まともに返せばローンの返済に10年かかりません。

 

築古を検討した次に問題になるのが耐震基準です。

ここは人の命に関わる部分なので、自己責任で判断するべきと思います。

私はコンクリートの表面状態や耐力壁の配置などマンションの構造を見て、

近年のマンションより堅牢だ、という判断で購入を決めました。

 

耐震基準は耐震診断を受けることで新基準に適合することができますが、

ほとんどのマンションが実施していません。

診断を受ければ補強工事が必要になるかもしれないということで、

資金面からあきらめるケースが多いのです。

 

しかしここにチャンスがあります。

診断を受ければ新基準に適合するor補強工事で適合できる旧耐震マンションが、

旧耐震だからという理由で市場から評価されず格安になっているのです。

こうしたギャップがある物件をうまく見つけることができれば利便性を享受しながらコストの負担を圧縮できるかもしれません。

ネットサイトで検索して待ち続けるのもいいですが、

その地域の不動産屋に売却希望者がいたら連絡をお願いするのがよいでしょう。